ブルグミュラー25の練習曲 No.13

『なぐさめ』と名付けられたこの曲。
なぐさめられているの?なぐさめてるの?
私が感じたのは、登場人物は、なぐさめられている人となぐさめている人がいるんですよ。

曲の冒頭のlusingandoは、媚いるように/誘惑する/魅力的といった意味。
なかなかややこしいですが、
これは、『なぐさめ』の状況として、落ち込んでいるんだと思うんですね。そんな時の足取りは重く、気分もズッシリしてる。つまり、そんな気持ちを音が媚びているように、レガートに弾くことでは無いでしょうか?
冒頭の7小節は、少し重めなくらいなめらかに。1拍目の和音の響きをかんじながら。

8〜15小節目は、メロディーは『こんなことがあってね、あーでね、こーでね』という人に対して、うん、うんと相づちを打つように寄り添う和音。途中の合いの手は『それから?』と話を促すように。

16〜23小節は、相手に寄り添いながら、グチってる人の話を、後半でおうむ返しに話しているように。

曲全体として、メロディーの中にGの音が刻まれています。
テクニック的にも難しいところではありますが、ゆっくり弾くことからはじめ、自分の耳で音をよく聞き分けましょう。

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