ブルグミュラー25の練習曲 No.22
『舟歌』
ゴールデンウィーク中、どこか船旅に行ってる気分になるかなと思って選んだけれど、
これは、ゴンドラの歌でした。
ベネチア旅行の方がしっくりくるかな。
ゴンドラは交通手段の一つなので、観光というより、船頭が歌っているイメージですね。
*小節数が多いので、番号をふりました。
1、船出のイメージがあります。個人的には、この部分は、ゴンドラのある景色・全体像のイメージです。
最初のppは、ソフトペダルを使う方が良いかもしれません。
ppから更にdim.音を弾く重さを感じて、少しずつ軽くして弾きます。私は、約200g-170g-150g-130gでした。
この楽譜には、スラー(水色)が書かれていませんが、レガートに和音を弾く場合、ペダルで効果的にレガートを作ります。
2の部分は、街が動き始めるような、次の主題を引き出す旋律が奏でられます。
3.cantabile=歌うように とあるように、右手メロディーは、本当に歌ってみると良いですね。
左手は、leggiero(軽く)弾きます。ゴンドラのゆれ、波の動きです。(日本人の波の動きは2拍子なので、ノリ良く。)
4、場面が変わりますね。
行き交う他の人とおしゃべりなのか、天候の変化なのか…
とにかく、息つぎの後pから始めましょう。
sfからのdim.4つ並んだ和音をdim.するのを忘れずに。
5.主題が帰ってきます。
----→と印したところは、クライマックスに向かっていることを意識して弾きます。
6.lusingando、魅力的に。dólceと似たような意味で良いかと考えられます。
同じフレーズが続くので
②回目は、エコーのように弾きます。
7.また、情景に戻るような、去るような終わりですね。
perdendosi(rit.+dim.)消えるように終わりましょう。
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